あの日の自分に贈る本を書いたよ

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※ちなみに、これは大好きな江ノ島ラムピリカの本棚。レヴィ=ストロースとか、中沢新一とか、ケン=ウィルバーとか、チョプラ博士とか、クリシュナムルティとか・・・あれ、うちの本棚かな!?

電子書籍を書くといい

九月のこと。色々行き詰まり、これから何をやっていこうかな、と思っていると、

電子書籍を出すといいと、友達がわざわざ連絡をしてきてくれた。

 

彼とは一度会ったきり、しかも、時間にして30分の出会いだった。

それにも関わらず、彼が何年もかけてコツコツ蓄えてきた

出版のノウハウを惜しげも無く教えてくれた。

 

僕はまず、それに深く感動してしまった。

 

そうか、僕は書くことが好きだから、やってみよう!
そう思って色々テーマを考えたけれど、書けたのは自分のこと。

やっぱり、自分の経験したこと以外に、伝えられないんだね。

 

結果として、ここ何年かの自分の人生を総決算することになった。

そんなチャンスをくれた彼に、心から感謝をしたい。

本当にありがとう。

 

タイトルを決めた

 

まず、書籍のタイトル。これは、すぐに決まった。

仮のタイトルとして書き始めたけれど、結局これにした。

『心のことを学ぶほどに苦しくなってしまったあなたに伝えたいこと』。

長すぎるかな?とも思ったけれど、これしかないなと思った。

まさに、ここ何年かの自分のテーマそのものだ。

 

それ以前、2013年までは、相当に順調だったのだけれど、

そこからジェットコースター!

穏やかに、緩やかに、飄々と暮らしていた僕が、

人生と取っ組み合って、大げんか!

本当にたくさんの学びがあった日々だった。

 

その只中の2015年、僕はこんなことを書いている。

 

人は、誰か一人を愛するということを通じ、

世界を愛することを学ぶ。

 

愛の宛先は、固有名詞ではない。

愛とは、世界に対する一つの共通態度のことだ。


(略)

 

本当に、一人の人を愛するのなら

僕らはすべての出会いに、温かな親密を見出すだろう。

そこには、いつだって無条件の愛が流れているだろう。

そしてそこに本当のパートナシップが生まれているだろう。

 

これは、僕の願いであり、祈りだったな。

なんども、なんども、そのことを突きつけられた日々だったし、

愛するとは何かを、とことん考えさせられた。

 

学んだことを手放す日々

この何年か、何をやってたのかというと、徹底的に手放すってことだった。

それまでの自分が信じてきたこと、積み重ねてきた学びや知識を一旦手放すってこと。

 

それ自体は、そう珍しいことではないと思う。

守破離”という言葉の通りで、

何かを学ぶには、自分のそれまでのやり方を手放して、

新しいやり方を取り入れる必要がある。

 

そういう意味で、この本に描かれていることは、とっても普通のことだ

けれど、心の世界の学びについて

そのことを、明確に書いている本に僕は出会ったことがなかった。

「学んだ全ての知を、手放す日が来る」ということを

ちゃんと書いている本を、僕は知らなかった。

 

例えば、世界は投影だとか、与えたものを受け取るとか、

ビリーフを手放すとか、言葉が世界を作るとか、

イマココを生きるとか、無条件の愛とか・・・

 

それらも、例外じゃないんだ。

それらは「知識」でしかない。

だから「それらの知」を、手放すことなく、進めない場所が来る。

 

この本には、そんな話を書いた。

そのプロセスを、僕がどんな風に体験したのか。

どこで行き詰まり、何をしたのか。

 

あの日の、僕に贈る本

それは、あの日の僕が一番知りたいことだった。

だからこの本は、あの日の自分に向けたプレゼントだ。

 

「あとがき」にそんなことを書いた。

 

もしこんな本があったら、あの頃の私は助かっただろうなと思うのです。私に必要だったのは「問題を解決してくれそうな、新しい理論」でも、「解決し終えた人から見た風景」でもなく、少しだけ先に行った人が、実際にどんな風に生き抜いたのか?というリアルな体験談でした。

ですので、この本は、あの頃の私がいた場所、そこに近い場所にいる人たちにとって、小さなコンパスになったらいいなと思って書きました。この本を読んだからといって、何かが大きく変わることはないでしょうし、明日から試せるすごいメソッドが書かれているわけではありません。けれど、心の旅をゆく皆さんにとって、私の体験が少しでもヒントになれば嬉しいです。

 

僕の経験が、何かの役に立てば、こんなに嬉しいことはない。

何か感じるところがあったら、ぜひ読んでみて欲しい。

 

『心のことを学ぶほど苦しくなってしまったあなたに伝えたいこと』

 

10/18 追記:第1章まで、無料で読めるようにしました!

note.mu


Kindle版はこちら(電子書籍版の方が安く設定しています)

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今日も、みなさんありがとう。